別 名 |
アオバナ | No 0002 ツユクサ科 ツユクサ属 栽培変種 |
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・通常のツユクサに比べて大型で、栽培したものでは高さ1メートル、花の大きさは直径4-5センチメートルにもなる。
花弁の端はやや縮れたような形状を示す。夏期(6月から7月)の早朝に、ツユクサに似た青い大型の花を開花させる。
その花弁は京友禅の下絵を描く染料になる青花紙(あおばながみ)の原料として用いられ、
滋賀県草津市を中心にした湖南地方で江戸時代中期から栽培されている。 ・アオバナの青色色素はアントシアニン系化合物であり、水溶性で色落ちしやすいという特徴があるため、 下絵を描くときの顔料として染織工芸の分野、特に京友禅で用いられた。 アオバナの色素で描いた下絵の色は最終的には完全に抜け落ちてしまい、 仕上がった染め物に残らないことを利用したものである |