別 名 |
カタカゴ エリスロニウム |
No 0114 ユ リ 科 カタクリ属 日本他原産 |
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・比較的日光の差す落葉広葉樹林の林床に群生し、早春に下を向いた薄紫から桃色の花を咲かせる。
葉には帯紫色の模様がある。 ・早春の3 - 4月のみ地上部を展開し、5月上旬頃には葉や茎は枯れてしまう。 種子にはアリが好むエライオソームという物質が付いており、アリに拾われることによって生育地を広げている ・発芽1年目の個体は細い糸状の葉を、2年目から7 - 8年程度までは卵状楕円形の一枚の葉だけで過ごし、 鱗茎が大きくなり、二枚目の葉が出てから花をつける。 ・鱗茎は毎年更新し、なおかつ旧鱗茎の下に鱗茎が作られるため鱗茎は深くなる。 原則として鱗茎は分球することはない。 ・昔は日本では落葉広葉樹林のある各地で広く見られたが、近年では乱獲や盗掘、 土地開発などによる生育地の減少によって減少している。 最近では人工的に増殖した上で野山に植える試みが行われている ・昔はこの鱗茎から抽出したデンプンを片栗粉として調理に用いていたが、 近年は片栗粉というとほぼジャガイモから抽出したデンプン粉のことを指すようになってしまった。 |