No 0302 | サトイモ科 テンナンショウ属 日本原産 | |
・宿根性の多年草。
葉は通常1枚で、11~17枚の小葉を鳥足状につける。
小葉は先が鋭く尖る狭卵形か長楕円形で通常暗緑色であるが、まれに斑入りや、「銀葉 」がみられる。
葉の存在する期間は春から秋にかけてであるが、条件によっては夏の早い時期に落葉してしまうことがある。 ・肉穂花序は葉の下につき大型の仏炎苞に包まれる。 仏炎苞は濃紫色、緑紫色、緑色などで変異があり、内面には白条がある。口辺部はやや開出する。 舷部は広卵形で先が尖り、開花の進展とともに垂れ下がる。 穂の先端の付属体は釣り糸状に長く伸長し、これが和名の起源 (浦島太郎が持っている釣り竿の釣り糸に見立てたか?)とされている。 花には花弁がなく、雄花は雄蘂のみ、雌花は雌蕊のみで形成されている。 |