No 0470 | ノウゼンカズラ科 ノウゼンカズラ属 中国原産 | |
・夏から秋にかけ橙色あるいは赤色の大きな美しい花をつける、つる性の落葉樹。
気根を出して樹木や壁などの他物に付着してつるを延ばす。花冠は漏斗状。結実はまれである。 ・日本で栽培されるノウゼンカズラは平安時代に渡来したといわれる。 ノウゼンというのは凌霄の字音によるといわれる。古くはノウセウカズラと読まれ、これがなまってノウゼンカズラとなった。 霄は「空」「雲」の意味があり、空に向かって高く咲く花の姿を表している。 ・夏の暑い時期は花木が少なく、枝を延ばした樹木全体に、ハッとするような鮮やかな色の花を付け、 日に日に咲き変るので、よく目立つ。茎の先に房状花序をつける。花冠はラッパ型で先が5片に裂けて開く。 葉は奇数羽状複葉。つるは気根を出し固着すしながら伸びる。幹はフジと同じように太くなる。 樹勢が非常に強く丈夫な花木であり、地下茎を延ばしひこばえを周囲に芽生えさせ、繁殖する。 |