別 名 |
シロバナムシヨケギク | No 0608 キ ク 科 ヨモギギク属 バルカン半島他原産 |
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・茎は束生し高さ60センチメートルほどになる。根出葉には長い葉柄があるが、茎の上のものほど葉柄は短い。
葉は2~3回羽状に全裂し、裂片は細い。6月ごろ長い花茎を出し、径3センチメートルほどの頭状花をつける。
頭状花は外側に15~20の白色の舌状花が並び、中央には多数の黄色の管状花がある。 ・開花した花を摘み取り、乾燥したものが日本薬局方の除虫菊で、粉末にして殺虫剤とするほか、 蚊取り線香、蚤(のみ)取り粉、農薬の原料とする。 ・日本には明治初年に渡来し、1943年(昭和18)ころまでは世界第一の生産国で、 その90%が輸出され、重要な特産品の一つであった。 主産県は和歌山で、愛媛、岡山、広島、北海道も産地であった。 現在は見本的にわずかに栽培されているにすぎない。現在、世界第一の生産国はケニア。 |