2011年01月05日  No 570

ニュージーランドの旅 19.ワイトモ鍾乳洞、土ホタル


2010.12.09(木)  旅行7日目

最後の宿泊地、ロトルアの「スディマホテル」を8時45分に出発し、北上してオークランドに向うのであるが、先ずは「ワイトモ洞窟」に立ち寄る。

芯は鉄骨であるが、木を前面に出したモダンな屋根構造だ。

ここには世界でニュージーランドにしか生息しない、「土ホタル」を見学するのであるが、 闇のなか、「土ホタル」は静かにお休み中(?)なので、一切の灯りを消し、私語も押さえて静かにと言われて、アルミ製の箱船に乗せられ、洞窟内を進むのだ。言うまでも無く撮影は禁止。暗闇の中、ちょっと不気味な感覚の中、船は音もなくゆっくり動きだした。

洞窟は石灰石による、鍾乳洞であり、その造形物は大きくは無いが、空間は広い。

土ホタルとは、学名が Arachnocampa Luminosa といい、「蜘蛛のように糸を出し発光する幼虫」と言う意味であるとのこと。

「土ホタル」と言うが、蠅の一種で、その幼虫が天上に縋りついて、長さ300mm程に粘液を垂らし、食用となる虫が付くのを待つ姿が、下の写真である。勿論暗闇で待ってるわけだから、この写真は特別に灯りを点けてて撮ったものと思うが、我々もほんの30秒間くらい、灯りを付けて見せてもらった。

この写真では長さが不揃いであるが、私たちが見たものは、もっと長さが揃い、隙間がないほどにびっしりとぶら下がっており、誠に幻想的な雰囲気であった。

この幼虫は粘液を垂らすだけではなく、虫を呼び寄せるために、青白く光を放つために、ホタルと言われるのである。真っ暗な洞窟の中、天上に無数に光るのは、満天の夜空に光る星々の如く、誠に神秘的な空間を演出していた。

真っ暗な洞窟の中、あれだけの数の虫達が満足出来るだけの虫が生息しているのだろうか?。暗闇の中で唯じっとして、獲物を待つのは、どんな気持ちでいるのだろうかと思ってしまう。さらに、この虫は成虫(蠅の姿)になると、口が退化して、何も食べないで、ひたすら子孫繁栄の営みに入るのだと言う、誠に不思議な生き物もいるものだ。

船は櫓などは使わないで、周囲の岩などに捉まって船を操作しているようだ。

写真屋が写真を撮れないと、全くブログにならないが、今日はこれまでとしたい。

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コメント

sawaka
2011年01月05日 20:24
木燃人さん
娘が、マレーシア―に転勤の折に舟に乗ってほたるを見に行った事があります。「日本のようなホタルとは違うでしょうが」それは見事でした。しかも常夏ですから、 ニュージランドは、珍しいほたるですね、想像が出来ません。手で触る事も出来るんですか ? 鍾乳洞も今まで見たものと違うような気がします。先がまるい鍾乳洞は、初めてですね。

木燃人
2011年01月06日 09:16
sawakaさん
ここのホタルは青白い光を点滅することなく点灯し続けてますし、全く飛ぶことはなく、じっと一か所に留まっているようです。その姿は見る事が出来ず、唯、天井に張り付いた青白い光を見るのみです。 まことに不思議な光景ではありました。
確かに、鍾乳石はあるものの、余り発達していないのですが、空洞は大きいのです。写真を撮るために来たのに、写真が撮れなかったのは誠に残念でした。

たきあん
2011年01月06日 18:08
木燃人さん
蛍と蝉と蜘蛛の合体動物ですか。不思議な生物がいるものですね。 閉所恐怖症ではありませんが洞窟の中は怖いです。秋吉台の洞窟内で気味の悪い男に追いかけられたことがあります。女房は私をおいて必死に逃げました。 もし故障で電気が消えたらと思うとゾッとしますが木燃人さんは写真を撮れないことの方が気になっていたみたい・・

木燃人
2011年01月06日 19:47
たきあんさん
毎度のことですが、たきあんさんはするどい!。
私の心の中までお見通しだ。本当にそうです、何が何でも写真撮れないのは困るのです。あそこで事故にあっても、写真を撮れなかったことを嘆くでしょうね。
しかし、ひとりで笑ってしまいました!!!!。

shuttle
2011年01月07日 09:25
木燃人さん
何か薄気味の悪い「土ボタル」でしたね。粘液の糸を暗闇にたらし、それが光っていたんですか。家内が言っていることは、マレーシアのクアラルンプール郊外の川縁にいた「蛍」の大集団です。その数何百万匹、川辺の木々に止まり、あたかもネオンのようでしたね。しかし、やはり、写真には撮れませんでした。

木燃人
2011年01月07日 14:59
shuttleさん
垂らした粘液が光ってたのではなく、体の一部から光をだしていたと思いますが、それにしても不思議な生き物がいるものです。
ホタルの光はかなり弱いので、長時間の露出が必要ですから、三脚を使ってもホタルが動けばダメですから、相当に難しいことですね。