628 奈良古寺 (5) 大野寺

2011年04月17日

2011.04.07(木)、奈良の古寺めぐりのしんがり、本日のメインイベントとも言える、”しだれ桜”の名所として名高い「宇陀市」周辺にやってきた。


F 「大野寺(おおのでら)」

       宇陀市室生区大野
       真言宗室生寺派
               拝観料¥500、駐車無料

大野寺(おおのでら)は奈良県宇陀市室生区にある真言宗室生寺派の寺院である。山号は楊柳山、本尊は弥勒菩薩、開基は役小角(えんのおづぬ)と伝える。室生寺の西の大門に位置する。宇陀川岸の自然岩に刻まれた弥勒磨崖仏があることで知られ、枝垂桜の名所としても知られる。役行者霊蹟札所。

宇陀川沿いの景勝の地にあり、近鉄室生口大野駅方面から室生寺へ向かう際の入口に位置する。伝承では白鳳9年(681年)、役小角(役行者)によって草創され、天長元年(824年)に空海(弘法大師)が堂を建立して「慈尊院弥勒寺」と称したという。

役小角は修験道の開祖とされる伝説的要素の多い人物であり、空海が堂を建立との話も創建を宗祖に仮託した伝承とされており、創建の正確な経緯は不明である。近くにある室生寺は興福寺系の僧によって創建・整備されており、大野寺の磨崖仏造立にも興福寺の僧が関係していることから見て、興福寺と関係の深い寺院であったと考えられている。

宇陀川をはさんだ対岸にある弥勒磨崖仏は、「石仏縁起」(万治2年・1659年)や「興福寺別当次第」によれば、興福寺の僧・雅縁の発願により、承元元年(1207年)から制作が開始され、同3年に後鳥羽上皇臨席のもと開眼供養が行われたものである。寺は明治33年(1900年)の火災で全焼した。その際、本尊をはじめとする仏像などは持ち出されたが、現存する建物はすべて火災以後のものである。

ここ宇陀市には有名な「又兵衛桜」があるので、行ってみたら、交通整理が行われ観光バスも含め、多くの人が来ているのに、花は全く咲いていない「蕾ふくらむ」状態であった。

駐車場も広くないのに、これだけの人が来るのであるから、開花したら大変だ、ある人は寝袋を準備して行くのだとか!。よい写真を撮るにはそれくらいの気持ちが必要と思ったが、私にはそんなファイトは湧いて来なかった。

「奈良の古寺シリーズ」は以上にて終了である。

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コメント

たきあん
2011年04月18日 09:00
木燃人さん
大野寺は7世紀に草創されたとあります。流石に奈良は古いですね。 無論、火事などで現存しているお寺は無いでしょうが遠くその時代に思いをはせるのも楽しいものです。 歴史にも知識のない者が偉そうなことを、、、


shuttle
2011年04月18日 09:03
木燃人さん
室生寺は、何度もお参りしています。しかし、その近くと言う大野寺へはお参りした記憶がありません。宇陀市と言う名前の市が、奈良県にあるということも知りませんでした。迂闊ですねえ。ところで大野寺と言うのは、枝垂桜で有名なんですか。そう言えば綺麗な枝垂桜が写っています。最盛期にはたくさんの観桜客が来るとか、さもありなんと思わせますね。


木燃人
2011年04月18日 12:14
たきあんさん
お寺にはそれぞれ長い長い歴史の積み重ねの上に今があるのですねー。その間に色んなことがあり、時代を作る一役を買ってきたのでしょうね。 創建当時、庶民ははいったいどんな暮らしをして、何を食べ、何を楽しい事と思っていたのでしょうか、思い巡らすのも楽しいことです。


木燃人
2011年04月18日 12:41
shuttleさん
色々な資料が未だ宇陀市になる前の記述が結構ありますから、最近合併して市制を敷いたのでしょうね。 奈良県でも三重との県境に近いですが、しだれ桜が綺麗と聞いていながら、私も訪れたのは今回が初めての事でした。有名なのは、どちらかと言えば「又兵衛桜」の方に軍配が上がるのかも知れませんね。