663 奈良古寺めぐり(1)芳徳寺

2011年11月28日

遅れている紅葉を待ち兼ねて、滋賀湖東、京都嵯峨野を見たが、まだ少し早く、本格的な紅葉には巡り合っていない。紅葉は急激で大きい気温低下で染まると聞いているが、ここの所は暖かい日が多く。まれに寒さが増してもそれほど温度差は大きくは無なかった。

2011.11.21(月)、朝起きて見ると、この秋一番の冷え込み、しかも天気も私の体調も良好。こうなったらもう出掛けるしかないと、予てから準備万端の”奈良古寺めぐり”に行こうとしたが、少しでも暖かい都会地よりも山間部の方が気温差は大きいだろうと考え、奈良北部、京都府の南端部の6〜7ヶ所の古寺に焦点を絞った。


最初は””剣豪の足音が聞こえる・・・柳生の里””との声が高らかに聞こえる!。

「芳徳寺」  臨済宗大徳寺派  神護山芳徳禅寺

        奈良市柳生下町
        市営駐車場¥600  拝観料¥200(資料館を含む)


柳生藩主柳生氏の菩提寺。柳生の地区を一望できる高台に位置し、門前の坂の途中に正木坂剣禅道場を構える。柳生家の墓地は元々は中宮寺(現・奈良市柳生下町)にあったが、芳徳寺の創建に伴って改葬され、芳徳寺裏の墓地に柳生藩主・柳生氏一族代々の墓石が80基あまりが並ぶ。

北から寺へ登る坂が霊源坂、その登り口の橋は古楓橋であり、東南の小高い台地である山王台(清風台)とともに柳生十景に挙げられている。また、霊源坂の中ほど東側の地が柳生宗厳(石舟斎)の居住地とされる。

寛永15年(1638年)大和国柳生藩主柳生宗矩の開基、沢庵宗彭の開山により創建されたと伝えられる。宗矩が父の石舟斎宗厳の菩提を弔うため、柳生城があったと伝えられている場所に建立した。宗矩の子列堂義仙が第一世住持となり、宗矩の遺領1万2500石のうち200石が芳徳寺に寺領として分与された。宝永8年(1711年)の火災により全焼したが、正徳4年(1714年)に再建された。

廃藩後は荒廃して山門や梵鐘も売却され、明治末期には無住の寺となったが、大正11年(1922年)に柳生家の末裔である元台湾銀行頭取の柳生一義が資金を遺贈し、本堂が再建された。その後、大正15年(1926年)6月に副住職として赴任した橋本定芳(昭和5年(1930年)には住職に就任)は、芳徳寺の再興に奔走。橋本は柳生新陰流の普及に努めた他、昭和3年(1928年)には境内に大和青少年道場(現在の成美学寮)を開設し、知的障害児の保護育成に尽力するなど、多方面の事業を手がけた。

本堂には本尊の他、木造沢庵和尚坐像および、木造但馬守宗矩坐像を安置している。また、伝柳生三厳筆「月乃抄」などの寺宝を伝え、柳生氏に関する資料多数を収蔵しており、資料館が併設されている。

木造但馬守宗矩坐像は慶安4年(1651年)に宗矩の7回忌にあたり、柳生宗冬が京都の大仏師康看に彫らせたもの。また、木造沢庵和尚坐像は明暦3年(1657年)に、列堂が京都の大仏師康春に彫らせたものであり、ともに前述の火災を免れ、今に伝えられている。


ここに来て、やっと本物の”真紅の紅葉”を見る事ができて、来てよかったと実感!。


本堂内部


資料館


「ヤツデ」  ウコギ科


ここから国道369を少し下がると”小桜”の名所と聞く「南明寺」があるが、現在は未公開となってるので通過して、県道を走り京都府に入り、「岩船寺」を尋ねたのであるが、それは後述としたい。


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コメント

瀧庵
2011年11月28日 20:20
木燃人さん
私は丸3ヶ月以上「井の中の蛙」でしたので今年初めての真っ赤なモミジは新鮮です。世間は今が紅葉のピークなのでしょう。 いよいよ隔日投稿に戻りましたね。木燃人さんの写真やブログに対する強い思い入れを改めて感じているところです。 木燃さんの事、再開に当たってもそれ相応の周到な準備も怠らなかったと推測しています。 まるで回っていないと転んでしまう駒みたいですね。3ヶ月井戸の中に居ても大丈夫(?)な私もオカシイですが。


sawaka
2011年11月28日 21:05
木燃人さん
芳得寺の真っ赤な紅葉は、美しいですね。素晴らしいの一言です。今回は、お1人で行かれたんですね。紅葉も天気次第ですね、私達も、香嵐渓の出かけましたが、曇り空で、元来の、色が出ていないのが、残念でしたが、今年も紅葉狩りが出来たことに感謝です。


木燃人
2011年11月29日 09:37
瀧庵さん
今年は随分と遅れたので、私にとっても今頃になって初めての”真紅の紅葉”を見ることができてホットしました。
”飽き性ですが凝性”のわたしのこと、いつまで続くかわかりませんが、隔日投稿に取り組んでいます。
実際の所継続すると言う事は結構難しく、無理もしなければならず、何でこんな苦労を?と思う事もありますが、逆にこれが力となり、へたりそうな体を引っ張ってくれる時もあります。 投稿開始はもっと早く出来ないことは無かったのですが、始めたら続けることが大切と思って、かなり時期外れにはなりましたが、その先が続けられる状態になったので出したものでした。 隔日投稿にこだわる余りに、内容が粗雑にならないよう心がけねばと思ってはいるのですが、これは自信がありません。


木燃人
2011年11月29日 09:44
sawakaさん
奈良は遠隔地の部類になるので、まだ単独行動は許可がおりません。車で行く限り、自分では問題ないと思っていますが、車の運転が下手だから余計いけないと言われ、今回も妻が一緒でした。 TVで香嵐渓の紅葉を見ましたが、11月も末になろうとするのに、まだ充分な色がでてませんね、いつもの真紅にならずに散るのはちょっと可哀想な気もしますね。


shuttle
2011年11月29日 15:56
木燃人さん  今日は
私が、嘗て勤務した学校の同僚たちと、1回だけ「柳生街道」を旅したことがあります。剣豪の里ですよね。将軍への剣術指南役も勤めた大名なんですね。至る所に岩に彫り付けられた仏像があって興味深かったです。しかし、紅葉については全く知りません。京奈良に近いだけあって、紅葉は真っ赤で綺麗ですね。


木燃人
2011年11月29日 16:41
shuttleさん こんにちは
このお寺のすぐ隣に「正木坂道場」というのがありましたが、その坂道を剣豪たちが通ったのだろうなあと思ったりしてました。剣の達人になる事が大きな目標だった人達にはここで必死に励んだものと思い、感慨深いものがありました。
ここに来てようやく本物の紅葉を見る事ができました。