667 奈良古寺めぐり(5)正歴寺

2011年12月06日

京都は観光客など多く道路は混雑する、また駐車料無料の所が少ない半面、寺社が密集しているので、車で回るよりは、適当な所に車を止めて数Km位の範囲を歩く方法が適している。

一方、奈良は寺社のある間隔が離れているので、歩くのには適さない、幸にして、駐車場は無料の所が多くて歩くよりも車で回る方が楽であり効率的なのだ。 特に今は歩いて疲労が増えると多くの寺社を見て歩けないので、今日(2011.11.21(月))は奈良に来た。

奈良県北部、京都府南端で4つの寺を見た、そして国道369に出て、奈良公園の中を付き切り南下して、奈良市南部までやってきた。


「正歴寺」    (しょうりゃくじ)

          真言宗 菩提山(ぼだいせん)本山
          奈良市菩提町
          拝観料¥500(本堂、福寿院共通)  駐車無料


正暦3年(992年)、一条天皇の発願により、関白藤原兼家の子兼俊僧正が創建した。往時には、報恩院以下86坊の堂塔伽藍が建ち並ぶ大寺院であったが、治承4年(1180年)に、平重衡による南都焼き討ちによって焼失した。

建保6年(1218年)、別当として南都焼き討ちで荒廃した興福寺の再興に約10年に渡り尽力した後、その地位を退いた大乗院院主の信円僧正が隠遁先として当寺を選び、「菩提山僧正」あるいは「菩提山御房」と呼ばれた

信円は当寺を法相宗の学問所として再興し、以後信円からその座を受け継いだ歴代大乗院門跡が当寺の門跡を兼帯、興福寺の別院正願院門跡となった。金堂、弥勒堂、講堂、十三重宝塔、経蔵、御影堂、鐘楼、六所社および別院などが整備された。また、報恩院家が開山の兼俊僧正の別院として寺務を管轄し、安養院と別院仰接院は浄土宗の念仏道場となった。

江戸時代に入り、慶長6年(1601年)には寺禄は約1000石を数えていたが、応仁の乱後に再興された82坊によって、往時の様を取り戻していた。本堂、三重塔、護摩堂、観音堂、地蔵堂、灌頂堂、鐘楼、経蔵、如法経堂、御影堂、十三重塔、弥勒堂、六所明神、鎮守などの堂塔伽藍が建ち並んでいたという。

寛永6年(1629年)、堂塔伽藍が焼失、300石の朱印地を与えられることとなった。江戸中期以降は、法相宗の影響が次第に薄れ、真言宗の仁和寺の末寺となった。

明治の廃仏毀釈によって荒廃した。往時の威容は、参道沿いに延々と続く石垣によってしのぶことができる。昭和42年(1967年)、本山仁和寺から独立し、菩提山真言宗大本山を名乗る。

「福寿院」


福寿院庭園


「本堂」


「僧侶の供養塔」


「ナンテン」


ここの紅葉はまだ緑が多くて紅葉には居たってないが、その代わりにとばかりに、「ナンテン」と「マンリョウ」が精いっぱい赤くなって我々を迎えてくれた。

このすぐ近くに「円照寺」があるが、非公開のために飛ばして、「弘仁寺」に入ったがそれは次回に紹介したい。


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コメント

shuttle
2011年12月06日 20:44
木燃人さん  今晩は
ご紹介いただいたお寺は、お参りしたことがありません。お庭も見事ですが、拝見していません。解説を読むと、なかなか立派な由来を持っているようです。木燃さんのお写真と文章で、訪れた気になりましょう。


木燃人
2011年12月07日 08:53
shuttleさん  おはようございます。
ここは奈良の中心地からさほど遠くはないのですが、山間部にはいってるので、観光で訪れる人は多くないかもしれませんね。最近はグループでハイキングを催し歩いている人達をよくみかけますが、そういう人達には格好のターゲットかも知れません。


瀧庵
2011年12月07日 20:13
木燃人さん
下から数えて7番目の写真、構図が気に入りました。 ナンテンの木と背景の社がうまく合致しています。 ナンテンを主にバックの社をぼかした撮影を想像してしまいました。 そう言えば最近ボケの写真が無いですね。


木燃人
2011年12月08日 08:57
瀧庵さん
花などとその背景に神社やお寺を入れる構図は、私も好きでよく狙うのですが、なかなかいいのが出来ません。また、自分は多少ましかな?と思っても、なかなか評価されないです、まだまだ未熟です。 ボケの写真って、ピンボケ写真ですか?、確かにこれはかなり意識して減らしています。理由の一つは、今まで説明のために必要な写真は多少ボケがあっても、載せて数をかせいでましたが、写真は小さくしてますが、制限容量に近づいて来たこともあって、掲載する数を減らしていることもあります。 また、マクロ写真でのきれいなボケは今その被写体が少ないことと、たまたまボケ用レンズが必要な時に助手が居ないとそのまま撮るからです、交換レンズくらいは自分で持つべきとは思うのですが重いもので・・・・・。


瀧庵
2011年12月08日 22:59
木燃人さん
>ボケの写真って、ピンボケ写真ですか?、 違いますよ!! 人が悪いなあ。


木燃人
2011年12月09日 09:07
takiannさん
事実ピンボケ写真はは幾つも入ってます。本人が認めているのですから事実です。中には本来レンズを変えて、ピンボケの範囲を少しでも減らすべきなのに、横着をして変えない事から起こる場合や、焦点深度を常に見るべきなのに、ただ無意識にシャッターを押してしまう”ズボラ”写真も多くあります。この辺りはよく理解出来てるのに、実行出来ないのは元々そのセンスがないのにやる、単なる"下手の横好き”でしかないでしょうね、永久に!。