702 京都-北の古寺(3) 常照寺

2012年03月15日

2012.03.03(土)、久々の好天に誘われて、今日は鷹ヶ峰の古寺を訪ねている。「源光庵」「光悦寺」を経て、三番目の訪問地へ、そして天下の名妓として一世を風靡し才色兼備と言われた二代目吉野大夫を偲びにやってきた。

ここに来るまでに、2寺を参拝したが、我々の他には誰も見ることはなかったが、やはりここは女性に人気があるのか、数名の参拝者がいた。快晴の土曜日というのに、冬が長く、開花が遅れたので、まだ炬燵のお世話になってるからだろうか?。


「常照寺」  (じょうしょうじ)

        京都市北区鷹峰北鷹峰45
        日蓮宗 寂光山
        鷹峰壇林旧跡
        拝観料¥300  駐車無料


「吉野門」


「本堂」

本日は法要があり、残念ながら本堂には入れなかった。


鷹峯三山の麓に建つ常照寺は、本阿弥光悦の子光瑳が光悦から寄進を受けた土地に、寛永4年(1627)に日蓮宗総本山身延山久遠寺第二一世寂照院日乾上人(じゃくしょういんにちけんしょうにん)を招いて開創した「鷹峰壇林(たかがみねだんりん)」の旧跡で、多くの学僧が輩出されています。 本堂、開山堂、鬼子母尊神堂などいくつもの堂宇が建ち並びます。境内には吉野太夫の墓があり、春四月の第三日曜日には吉野太夫を忍ぶための「吉野太夫花供養」が行われ、太夫道中を見ることができます。この日は全国から多くの参詣者が訪れ、供茶(くちゃ)法要、茶会などが催されます。山門を入った右手に全国でここだけにある帯塚(おびづか)があります。

京都島原の名妓、吉野大夫が寄進したと云われる朱塗りの山門は「吉野門」と呼ばれ、単層、本瓦葺き、切妻造、幅2.8メートル、高さ4.8メートルの柱や腰板が朱に塗られた質素で清楚な雰囲気の造りで、春は短い参道の両側に植えられた吉野桜と名付けられたソメイヨシノ、秋は紅葉に彩られます。二代目吉野太夫は灰屋紹益(はいやしょうえき)の妻で寛永三名妓天下随一の太夫だそうです。吉野太夫の美貌は海を渡って唐の国まで伝わっていたといわれています。


茶室のような場所で、DVDの映像を見る。ちょっと場違いの感もなくは無いが・・・・。


吉野太夫を偲んで植えられたという吉野桜が満開の頃の4月の第3日曜日には、島原の太夫道中や境内の随所に野点茶席が設けられる「花供養」が行われるそうだ。

桜の古木


「吉野太夫」は”月でも欠けるのに、私如きが・・・”と、「聚楽亭」という茶室の窓を、その円の一部を直線にしたと言う「吉野窓」とか。


「吉野太夫」の墓


「帯塚」

帯塚の石は、四国・吉野川で採取された自然石で帯状を成している、女性の心の象徴“帯”に感謝して昭和44年(1969)に建立されたという。


ここも梅はまだ咲き始めたばかりであった。


さて、鷹ヶ峰三山とも言われる3寺をお参りしたので、一旦車に乗り次の訪問予定地「西賀茂」に向った。


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コメント

瀧庵
2012年03月15日 10:00
木燃人さん
「吉野大夫」って遊郭の遊女のトップスターですよね。遊女が何故そんなに尊敬の念をもって伝えられるのか不思議です。お寺めぐりは当時を思いはせ心豊かにしてくれますね。ここも前回同様どこかの豪邸みたいで一日住んでみたいです。「高峰」は「鷹峰」じゃなかったのかな?


木燃人
2012年03月15日 16:44
瀧庵さん
才色兼備、遊女であっても格段に上だったんでしょうねー。どんなに美人だったのか、是非お目に掛かりたいものです。
「鷹峰」・・・ありがとう。途中で気付いて修正した積りが、漏れてました。うっかりミスでした。もう一度最初から見直しをします。


shuttle
2012年03月15日 21:44
木燃人さん 今晩は、
「常勝寺」は、「天下の名妓として一世を風靡し才色兼備と言われた二代目吉野大夫」所縁のお寺とか。色々教えていただき嬉しいです。そう言えば、何処と無く、風雅な感じがします。お寺と名妓、取り合わせとしても艶めいていますね。しかし、そのような一世の名妓も、お墓は、寂しそうです。「死ねば、全て同じ」ですね。


木燃人
2012年03月16日 09:21
shuttleさん  おはようございます
寺の資料によると”吉野大夫は光悦の縁故により、日乾上人にまみゆるやその学徳に帰依し、三十歳の時に自らの巨費を投じて朱塗りの山門を寄進した。また、和歌、連歌、俳句、書、茶道、香道、音曲、囲碁、双六と諸芸に秀で、その美貌は唐の国まで伝えられた”。(原文のまま)結婚したあと38才で病没。 ・・・・とにかく凄いお方であったようです。


sawaka
2012年03月16日 20:32
木燃人さん こんばんは
ブログを拝見し、いろいろ勉強させていただきました。「吉野太夫」さんは、才色兼備なお方ですね。全てに秀でた方とは、縁のない私ですが、静かな風情のある寺に、4月になれば、古木に満開の桜が咲き、若くして、逝った「吉野太夫」さんを偲び大勢の桜を見る人で賑やかになるでしょうね。


木燃人
2012年03月17日 14:09
sawakaさん こんにちは
4月になれば桜の古木にもいっぱい花が付いて、このお寺も賑やかに、艶やかになることでしょう。本来ならそんな時期に尋ねるべきなんでしょうが、なかなかタイミングを合わせる事は難しいです。花の命は短いし、混雑を避けたいので、ぴたりとは行きません。