711 京都-北の古寺社(12) 今宮神社

2012年04月09日

2012.03.03(土)、陽気に吊られて京都に来て、鷹峰、西賀茂、そして「大徳寺」とその塔頭をひとつ見て、一旦「大徳寺」を北西に出て、隣の神社に入ったのである。


「今宮神社」   (いまみやじんじゃ)

          京都市北区紫野今宮町21
          拝観無料、駐車無料


御霊会を現代に伝えて毎年行われる「やすらい祭り」は疫病除けの祭で、行列の花傘の下に入ると病気にかからないといわれている。またこの祭りは、太秦の牛祭・鞍馬の火祭 とともに京都三奇祭の一つになっている。


織姫社 

御祭神、栲幡千千姫命(たくはたちぢひめのみこと)は高皇産霊尊(たかみむすびのみこと)の御子で皇祖天忍穂耳尊(あめのおしほみのみこと)の御妃であり、天火明命(あめのほあかりのみこと)邇々杵尊(ににぎのみこと)の御母にあたる。別に天栲幡千幡姫命(あめのたくはたちはたひめのみこと)、萬幡豊秋津師比賣命(よろずはたとよあきつしひめのみこと)とも言う。

神名の「栲」は「たへ」と同じく、梶の木の皮の繊維で織った白色の布を指し、古の布の総称としても用いられる。「幡」はここでは織物を意味し、命の機織の功を称えた美称として使われ「千千」は「縮」に通じて織地の精巧さを言ったものと考えられる。命は織物の巧みさ美しさを賞でられる神として技芸上達を願う人々の崇敬が篤く、七夕伝説の織女に機織をお教えになられたとも言われ、織物の祖神とされている

下の写真:社の入口に立ててある機織りの際の船(シャトルさん)の意味がわかった!。


「東門」


今宮神社東門を出た所には、門前に並ぶ和菓子屋さんが有名で、名物「あぶり餅」を売る軒のれんの店が向かい合い、江戸時代の社頭風景の名残を思わせてくれる。  

「あぶり餅」とは、きな粉をまぶした小さなお餅を、竹串に刺して炭火であぶった後、白味噌の甘だれをかけた餅菓子だ。


京都西陣の八百屋に生まれた「お玉」が徳川3代将軍家光の側室となり、5代将軍綱吉の生母・桂昌院として従一位となったことから「玉の輿」と言うことわざが出来たとの説がある。桂昌院は京都の寺社の復興に力を注いだが、氏神である今宮神社の復興にも力を入れ社殿を修復して四基の鉾を寄進したと言われている。

「玉の輿に乗る」のいわれがこの神社を明確に記憶に残す足掛かりになりそうだ。

突然の京都ながら、以上12の寺社を見る事が出来た、一日の訪問数としては、過去最大が11であったから、記録更新ではあるが、多ければ良いと言う尋ね方は止めたつもりであり、実際にじっくり見て回ったが、花が無い事が大きいし、全体が近くにあり、また交通渋滞にも全く合わず、極めて効率よく見る事が出来たからである。


                             お終い


さて、次は・・・・・・?。


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コメント

瀧庵
2012年04月09日 17:19
木燃人さん
今回の北の古寺シリーズ最後でしたか。ご苦労様でした。実りの多い旅でしたね。 今回のメイン大徳寺の直ぐ北にある庶民的な神社で我家の隣の神社に一部似ているなあと思いながら拝見しました。 「玉の輿に乗る」も直ぐ忘れそうですが一応頭に入れました。


shuttle
2012年04月09日 17:51
木燃人さん  今日は
「今宮神社」、名前だけが知っていましたが、お参りしたことはありません。今回のお写真、ご説明で、大いに勉強させていただきました。織姫社 の境内に機織の際用いる「杼」(シャトル)の大きな模型があるのですね。この「杼」は、今でも職布には、欠かせない道具で、今では機械化されて、物凄いスピードで横糸を織り上げていくようです。 「今宮神社も、さすが京都のお社、歴史も古いようです。建物も境内も本当に立派な神社ですね。


木燃人
2012年04月09日 19:04
瀧庵さん
シリーズ掲載途中に、"旬"と言える花が登場したので、12編を載せるのに1ヶ月以上もかかってしまったのは、褒められることではありませんが、やはりどうしても全編載せたくて今になったのです。回る数を意識してない積りですが、要領がよくなって無駄な撮影を止めたりして、効率的になったからかも知れません。 お宅のお隣の神社、私の訪問予定に入ってるのですが、ちょっとチャンスが巡って来ません。


木燃人
2012年04月09日 19:20
shuttleさん  こんばんは
現役当時、北陸の織機メーカーに納めたモーターのクレーム調査のため出向いたのですが、そこで最新式の織機を見ましたが、"船”が猛烈なスピードで往復しているのを目にしたことがあります。この方法は科学が発達した今も昔と同じ原理を使ってるんですねー!。 これで「京都シリーズ」は一旦終了し、この後は「奈良の古寺」が始まりますので、よろしくお願いします。