2012年04月13日  No 723

東山植物園の花(4)


2012.03.29(木)、陽気に誘われ、突然やってきたが、やはりまだ花達はお休み中。温室内に花は見られたが無理矢理咲かされたのではないかと、花には少し気の毒な感じもした。


「トウワタ(唐綿)」


「リュエリア マクランタ」


「ヘラルゴニウム クリトミフォリウム」


「モミジバゼラニュウム」

園芸店などでよく見かける、当然園芸品種。


「シロガネノマイ(白銀の舞)」

葉が白銀で美しいのだそうだが、まだ充分育っていなかった。


「クヅリュウ(九頭竜)」 


「サラセニア」という、食虫植物らしいが、初見だ!。


この"お椀”の中に落ち込んだ虫が、その中で溺れたりして死に、植物の肥しになるそうだ。


改めて言う程の事でもないが、帰ってブログ作成に当たり、今回見た花達の解説などを読むと、「園芸品種」「栽培品種」(Cultivars)または、「交配種」(Artificial Hybrids)などと書かれたものが多いのが目についた。要は人為的に作られた植物が多いのだ。

我々が日頃目にしている花は、大部分が園芸品種等であることはよく承知している。変わった形の花、珍しい色、育てやすい品種など、売れる商品にと研究されているお陰で、花を植えたり写真を撮る楽しみを簡易に味わえる事は有難いことだと思う。

ただ、市立植物園の温室内の多くが園芸品種であることを知って、かなり落胆せざるを得なかった。ここは一般市民が相手であり、植物学者が見に来る訳はないから、見て楽しめる花、きれいな花が客を呼ぶから置くことも理解するが、私としてはかなり不満が残るのである。

一方で既に絶滅してしまったものが多数ある中、更に今その危惧のある植物の保存とか、多様性の維持とかが叫ばれているのだから、それに逆行するような事に加担して、市立植物園が商業的になるのは如何なものかと思うのである。


                           おしまい


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コメント

瀧庵
2012年04月13日 16:06
木燃人さん
蘭の花はその代表だと聞いていますが遺伝子の操作で多種多様な品種が楽しめるのですね。 (動物とか食物は倫理性や安全性の問題が云々されますが) 植物園へ行ってもたんぽぽはタンポポ、毎年同じっていうのも(それはそれで又意味があるが)味気ないし植物園もお客を愉しませようと努力していると思います。 植物園が商業的に走るとは思えないです。広く市民に開放するのが先決です。 今回のブログだけでも随分と珍しい花を拝見。花が自分の意思で咲き誇っているのではなく人間に改造させられ無理やりに咲かさせられている。それがやり切れないってことですか?

shuttle
2012年04月13日 17:35
木燃人さん 今日は
そうですね。自然な草花と言うより、より美しく改良されたのは、人工的な匂いがすると言うわけですね。その事への不満は十分理解できます。しかし、人間は自然を改造していく事を「文化」、と考えています。その結果大きな自然破壊が起こっていますね。まあ、草花などの改良くらいなら、我慢できる範囲ではありませんか。何しろ自然なものより綺麗なんですから。

木燃人
2012年04月13日 18:52
瀧庵さん
科学の進歩によって、色んな形、色の花があればこそ、写真も楽しめるというものです。その恩恵は私は人の倍も有難さを解り、感謝してますから、栽培品種を出す、人為的に変えるなと言ってるのではありません。
市立植物園なら、栽培種である事を明確にするとともに、原種のコーナーをつくるなど、”生物の多様性”の大切さを表現すべきであって、いたずらに客を呼ぶため、即ち商業的に珍しさを前面に出す所とを区分すべきと言ってるのです。

木燃人
2012年04月14日 08:46
shuttleさん
私も自然が一番、人が生物を変える権利があるのかとの疑問は持ちながらも、その改良の結果の恩恵は受けて居り、感謝の一面もあります。
ただ、その改良の結果として、種の保存が損なわれるのは非常に残念というか、悲しく感じているのです。今や諦めの境地ではあります。だから、せめて公立の植物園だけは、生物の多様性の大事さをも表現してほしいのです。