733 秋篠寺 (奈良)

2012年04月21日

奈良の古寺めぐり (8)

好天の2012.04.02(月)、満を持しての「奈良古寺めぐり」も8寺を見て、そののしんがりを務めるのは、奈良市の北西にあり、「萩」で名を知られる「秋篠寺」である。


「秋篠寺」   (あきしのでら)

         単立
         奈良市秋篠町
         拝観料¥500  駐車場無料


秋篠寺(あきしのでら)は勅願寺の一つ。本尊は薬師如来。開基(創立者)は奈良時代の法相宗(南都六宗の1つ)の僧・善珠とされている。山号はなし。宗派はもと法相宗と真言宗を兼学し、浄土宗に属した時期もあるが、現在は単立である。伎芸天像と国宝の本堂で知られる。奈良市街地の北西、西大寺の北方に位置する。(伎芸天についての説明を本文外に追記)


「東塔・西塔」などを備えた伽藍規模と「脱活乾漆像」の尊像が多く安置されていたと ころからも官寺並みの大寺院秋篠寺でしたが、平安時代に兵火による悲惨な災難を被 り、伽藍の大半を失い、創建当時の大寺の面影は今は偲ぶことができない。

 「脱活乾漆造」の脱活とは像が「張子の虎」のように空洞と言う意味です。尊像の素材 が漆だけにひび割れでもすれば恐れ多いことなのでそのため高純度の漆を使用しなけ ればなりません。当時、漆は金と同価格という大変贅沢な素材でその漆を使用する 「脱活乾漆像」の制作が行われたことは大寺の証といえましょう。(寺のホームページより)


「本堂(国宝)」(鎌倉時代の創建と言えるが、様式は奈良時代を復原したとのこと)


「ハクモクレン」が美しい。

「花図鑑」:http://mokunen.c.ooco.jp/fpkan/flw/hakumokuren.html


「サクラ」も咲き始めた


四月になったとは言うものの、朝夕は未だ寒く、花はまだお休み中のため、色どりが寂しい「奈良の古寺シリーズ」全8編はこれにて完結とする。              

                     < 完 > 


追記   「伎芸天」とは・・・・(ウイキペディアより拝借)

技芸天(ぎげいてん、伎芸天とも)は仏教守護の天部のひとつ。

『摩醯首羅天法要』『摩醯首羅大自在天王神通化生伎芸天女念誦法』に説かれ、摩醯首羅天(大自在天=シヴァ神)が天界で器楽に興じている時、その髪の生え際から誕生した天女とされる。容姿端麗で器楽の技芸が群を抜いていたため、技芸修達、福徳円満の守護善神とされる。

ヒンドゥー教などに相当する尊格を特定することができず、梵名も不詳。父尊の額から生まれるという出自に注目しギリシャ神話のアテナとの関連を指摘する説もある。 日本では単独での信仰がそれほど広まらなかったこともあり、現存する古像の作例は秋篠寺の一体のみとされる。現存の像は、頭部のみが奈良時代の造立当時のもので首以下は鎌倉時代の後補によるものである。造立当時の造様は不明で、現在の姿は経軌と大きく異なっており、技芸天像とすることに疑問を呈する意見もある。


お知らせ   

 「奈良の古寺シリーズ」は本編にて終了しましたが、"撮り溜め"があるので当分の間連日発行とします。

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コメント

瀧庵
2012年04月21日 10:56
木燃人さん
奈良の古寺シリーズありがとうございました。 総じて艶やかさはありませんが落ち着いた重々しさがう伝わってきます。 白木蓮とお堂のコラボが綺麗に最期を締めてくれました。


木燃人
2012年04月21日 11:24
滝庵さん
ありがとうございます。
おっしゃる通り、派手さはありませんが、奈良はそれなりにいい所があるので、その良さをじっくりと噛みしめたいと思います。
お寺ばっかしで、このブログを見て戴く方々には、"うんざりだ!”との声があるやも知れませんが、間に花を挟んではいますが、まだまだ続きますのでよろしくお願いします。もう一つの私の目的が寺社の写真を撮ることとそれを集めることにあるので、そのお付き合いもお願いしているのです。


shuttle
2012年04月21日 16:04
木燃人さん
「秋篠寺」と言えば、「伎芸天」で有名ですよね。教科書にも載っているでしょう。私も一度だけ訪れた記憶があります。美しい「伎芸天」に、多くの歌人や作家が魅了されたように、私もうっとりと見とれた覚えがあります。お写真がなかったので、あちこちと探し、YouTubeで、やっと探し当てました。やはり、魅力的です。


木燃人
2012年04月21日 18:03
shuttleさん
お恥ずかしい話し、「伎芸天」のことは私は全く知りませんでした。ウイキペディアからお借りして、ここに載せます。
技芸天(ぎげいてん、伎芸天とも)は仏教守護の天部のひとつ。
『摩醯首羅天法要』『摩醯首羅大自在天王神通化生伎芸天女念誦法』に説かれ、摩醯首羅天(大自在天=シヴァ神)が天界で器楽に興じている時、その髪の生え際から誕生した天女とされる。容姿端麗で器楽の技芸が群を抜いていたため、技芸修達、福徳円満の守護善神とされる。
ヒンドゥー教などに相当する尊格を特定することができず、梵名も不詳。父尊の額から生まれるという出自に注目しギリシャ神話のアテナとの関連を指摘する説もある。 日本では単独での信仰がそれほど広まらなかったこともあり、現存する古像の作例は秋篠寺の一体のみとされる。現存の像は、頭部のみが奈良時代の造立当時のもので首以下は鎌倉時代の後補によるものである。造立当時の造様は不明で、現在の姿は経軌と大きく異なっており、技芸天像とすることに疑問を呈する意見もある。
お知らせ戴いてありがとうございます。お陰さまでひとつ知識が増えました。備忘録の意味で本文にも追記しておきます。