744 禅居庵(京都)

2012年05月02日

京都東山北部 寺と神社と桜めぐり (7)

「建仁寺」の南の門を出て、直ぐ右(西)隣にあるのが次の目的地である。


「禅居庵」  (ぜんきょあん)    別名:まるしてんさん
        臨済宗 建仁寺塔頭
        京都市東山区大和四条下る小松町(建仁寺境内)
        境内参拝無料 堂内非公開


建仁寺第23世、清拙正澄(せいせつしょうちょう)(1274-1339)が晩年退隠された塔頭寺院。小笠原貞宗が元弘年中に創建する。禅師は中国福建省福州に生まれ、月潭紹円禅師に就いて出家後、浄慈寺、霊隠寺、育王寺を辺参、愚極智慧禅師の法を嗣ぐ。また清規を制定し衆寮を造営、叢林の風紀を粛正する。

嘉歴元年(1326)禅師の名声を聞いた海東の檀信が師を日本に招請するに応じ翌年来朝、上京後北条高時に迎えられ鎌倉建長寺、浄智寺、円覚寺に住山。元弘3年(1333)後醍醐天皇の招請により京都建仁寺に住し、のち南禅寺にも住し再び帰山後当庵に退居する。

暦応2年(1339)正月17日自ら設けた「百丈忌」の当日、当庵にて遷化。世壽66歳。大鑑禅師と諡(おくりな)される。


ここでは狛犬ではなく、あうんの狛猪などが見られる。陽炎は神出鬼没なものということから、そのようになりたい武将に信仰されるようになった。転じて勝利をもたらすとのことから、現在も祈願に訪れる人が絶えない。 お堂の周りを回りながら願をかけると必ずかなうと伝えられている。特に亥年生まれの人への御利益が大きいとされる。


今回の目的地のもうひとつが、今注目の「六波羅蜜寺」であるが、それはここから歩いて10分くらいのところにあるが、紹介は次回としたい。


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コメント

瀧庵
2012年05月02日 09:15
木燃人さん
地図で見ると建仁寺の敷地の中にあるようです。大徳寺で話題になった院とか庵とかみたいなものかなと想像します。 管主の晩年の隠居の場所との説明ですから個人邸でいう「はなれ」だったのかもしれませんね。


木燃人
2012年05月02日 09:53
滝庵さん
そうです、地図で見ると「建仁寺」の敷地内になりますね。おそらく”院"的存在と思われますが、他と違うのは、境内を一般道路に向って開放している所です、ただ本堂は非公開ですから、似たようなものですね。それに「まるしてんさん」と称して市民に親しまれている所は通常の閉鎖的な院とは大きく異なるように思います。