746 六道珍皇寺(京都)

2012年05月06日

京都東山北部 寺と神社と桜めぐり (9)

今日は天気も体調も極めて良好!。「八坂神社」、「円山公園」、「知恩院」、「青蓮院」、「祇園などの街」、「建仁寺」、「禅居庵」、「六波羅蜜寺」と見て、9番目の尋ね先にやってきた。


六道珍皇寺」(ろくどうちんのうじ、ろくどうちんこうじ)別名:ろくどうさん

           臨済宗建仁寺派  大椿山
           京都市東山区大和大路通四条下る4丁目小松町595
           参拝境内無料


先祖の精霊を家に迎える「六道まいり」で知られる

 六道珍皇寺が建つ辺りはその昔 、阿弥陀ヶ峰山麓一帯(清水から今熊野辺りの東山山麓)の鳥辺野(とりべの)呼ばれた東の葬送地への入口 へ続く道に面して建っていたことから”六道寺”とも呼ばれていた。

 六道珍皇寺の西の西福寺傍に「六道の辻 」と刻んだ石標が立っている。六道とは、仏家のいう地獄、餓鬼、畜生、修羅、人間、天上の六種の冥界をいい、死後、霊は必ずそのどこかに行くといわれる。六道の辻は、その分岐点で冥土への入口といわれている。(六道については後述参照)

 京都では、盂蘭盆会前の8月7日から10日までの四日間、先祖の精霊を家に迎えるため、六道珍皇寺へ参る風習がある。これを「六道まいり」という。期間中、境内一帯は多くの参拝者で賑わい、参拝者が打ち鳴らす「迎え鐘」の音が一帯に響き渡る。鐘は鐘堂の中にあるので見ることは出来ないが、参拝者は堂前の穴から出 ている太い綱を引いて、ご先祖様が迷わず帰れるようにと祈りながら鐘を鳴らすのである。


この寺は「風葬」と言って、多くの死者を放置されていたものを、集めて供養したことに始まると通りがかりの人が教えてくれたが、その記述を探したが、見つからなかった。


六道とは・・・・

@天道:天人が住まう世界である。天人は人間よりも優れた存在とされ、寿命は非常に長く、また苦しみも人間道に比べてほとんどないとされる。また、空を飛ぶことができ享楽のうちに生涯を過ごすといわれる。しかしながら煩悩から解き放たれていない。天人が死を迎えるときは5つの変化が現れる。これを五衰(天人五衰)と称し、体が垢に塗れて悪臭を放ち、脇から汗が出て自分の居場所を好まなくなり、頭の上の花が萎む。

A人間道:人間が住む世界である。四苦八苦に悩まされる苦しみの大きい世界であるが、苦しみが続くばかりではなく楽しみもあるとされる。また、仏になりうるという救いもある。

B修羅道:阿修羅の住まう世界である。修羅は終始戦い、争うとされる。苦しみや怒りが絶えないが地獄のような場所ではなく、苦しみは自らに帰結するところが大きい世界である。

C畜生道:畜生道は牛馬など畜生の世界である。ほとんど本能ばかりで生きており、使役されなされるがままという点からは自力で仏の教えを得ることの出来ない状態で救いの少ない世界とされる。

D餓鬼道:餓鬼の世界である。餓鬼は腹が膨れた姿の鬼で、食べ物を口に入れようとすると火となってしまい餓えと渇きに悩まされる。他人を慮らなかったために餓鬼になった例がある。旧暦7月15日の施餓鬼はこの餓鬼を救うために行われる。

E地獄道:罪を償わせるための世界である。



この後、東に進み東大路通(県道143)を超えて、「金剛寺」に入ったがその内容はこの次に譲る。


                        << 続く >>


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コメント

瀧庵
2012年05月06日 10:20
木燃人さん
「六道」を読んでふと仏壇に納めてある巻物を思い出しました。 子供の頃、両親に良い子は天国へ悪い子は地獄へいくという絵巻をみせられ怖い思いをしたものです。 今でも絵巻は残っていますが子供の時以来見た事がありません。未だに畏れています。


木燃人
2012年05月06日 13:54
滝庵さん
昔から悪い事をすると地獄に行くぞといわれましたが、ここから来たのだと解りました。私自信よい事はあまりしてませんが、悪い事を沢山してるから、天国に行く事は諦めてますが、せめて、地獄にだけは行かなくてよいように今頃からですが精進せねばとは思ってますが・・・・。


shuttle
2012年05月06日 18:17
木燃人さん
どの宗教でもそうですが、本来、人間を正しく生活させるためのものです。その方便として、死後の世界を案出して、生きている人間を、導いています。死後の安楽を願い、地獄への転落を怖れさせるのです。しかし、それを真剣に考えない者は、平気で極悪非道を行います。悪人ほど、この世では栄えるのでは、宗教も教育力を失っていますね。「六道」、本当にそれがあるのなら、素晴らしいのですが・・。


木燃人
2012年05月06日 18:52
shuttleさん
本当に現世は暴力や法に反することをして金儲けをしている人が度々報道されています。当然悪徳官僚もその中に入りますが、平然と悪びれも無く善良な国民から絞り取っていきます。もしも、現実に「六道」があれば、間違い無く疑獄に落ちる人達ですから、もう少し悪人は減って、被害に遭う高齢者、弱者、多くの国民が救われるのかもしれません。今からでもいいので是非「六道」を作ってほしいものです。