748 八坂の塔(京都)

2012年05月10日

京都東山北部 寺と神社と桜めぐり (12)

建仁寺方面から「東大路通(県道143)」を超えて、右に「清水寺」、左は「高台寺」「円山公園」を感じる辺りに来ると、一段と高く凛として素晴らしく目を引く塔が嫌でも目に入ってくる。


「八坂の塔」   (やさかのとう)  別名:法観寺(ほうかんじ)
          臨済宗建仁寺派  霊応山
          京都市東山区清水八坂上町388
          拝観料¥400(塔内部2階まで上がれる)


上記写真は、二年坂から「霊山観音」「高台寺(駐車場)」などの高台に上がる途中で見たもの。


五重塔は高さ49mで東寺、興福寺の五重塔に次ぐ高さをもつ純和様、本瓦葺の建築である。中心の礎石は創建当初のものが残っておりそのまま使われている。初層内部には大日如来を中心とする五智如来像を安置する。塔の中は公開されることもあり礎石の上の心柱や諸仏を見ることができる。また階段を二層目まで登ることもでき窓から京の町並みを眺望できる。重要文化財に指定されている。

戦国時代には、地方から上洛した大名が当寺に定紋入りの旗を掲げることによって、誰が新しい支配者・天下人になったかを世人に知らせたという。


下は塔を上下に中心を貫く檜の心柱。これが耐震強度を上げているらしいが、世に五重の塔は沢山あるが、それを超えるものが国内には存在しない。何故かと言うと、どうもこの心柱にする木が育っていないかららしい。例えば七重の塔とすると五重よりも10m近く長くまっすぐな木が必要であるが、そんな木は数百年もかかるので、聖徳太子の時代以降は木が育たず、高い塔が建てられないのだと私は思う。(奈良大安寺で聞いた話より推測)


基部で心柱の回りを4体の仏様がまもっている。


京都東山区北部を歩いて、寺社とさくらをめぐる旅はエンディングが近いが、もう少しだけお付き合いを賜りたいと思っている。この後は「霊山観音」である。


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コメント

shuttle
2012年05月10日 08:34
木燃人さん
この「八坂の塔」は、高台にあることや、有名寺院の近くにあること、姿が美しいことなどで、よく知られていますね。私も何度か、カメラに収めました。しかし、拝観料を払って、中に入ったことはありませんでしたので、今回のお写真は大変参考になります。素晴らしい構造になっているのですね。安置してある仏様のお姿も綺麗です。


瀧庵
2012年05月10日 10:25
木燃人さん
ああ判りました。防犯カメラを最大倍率にして覗くとこの塔がかすかに見えます。 今日はぼんやりで見えませんがくっきり見える日があります。
法観寺だったか。調べもせずやっと判明しました。ありがとうございます。 現在の力をもってしてもこの巨大な柱を作ることが出来ないのでしょうか?


木燃人
2012年05月10日 13:42
shuttleさん
「八坂の塔」は祇園の街中でひときは高く、美しい形でそびえていました。日本古来の建築物は夫々人を魅了する形をしてますが、その中でも私は「五重塔」がもっともすばらしいと感じています。地震国でありながら、このような形で何百年も耐えて来たなんて思うと、ここでも日本人の技術の高さを再認識させられ、いっそう美しく清らかに感じます。


木燃人
2012年05月10日 13:59
滝庵さん
地図で調べました、お宅から真東に直線距離で約8.5kmの所が「八坂の塔」なんですねー。毎日見えるなんてちょっと贅沢過ぎはしませんか!。
鉄骨で作れば、634mのスカイツリーも作れるのですから、十重の塔だって訳はないでしょうし、心柱方式より耐震強度を上げる工法が確立されてると思いますが、誰か金持ちがその内にやるんじゃないでしょうか?。それともバイオの技術で早く高く育つように”改良"した檜の苗を植えましょうかね。