トビシャガ

(飛び射干)



撮影:2012.03.29  名古屋・東山植物園



 アメリカシャガ  No 0539
 アヤメ科
 ネオマリカ属
 ブラジル原産
 ・花は朝開く一日花で芳香がある。開花は5~6月。花の付け根に子株を付ける。 子株は親株に付いたまま生長し、それが地面に付くと発根して独立した株となる。 シャクトリムシの歩みのように広がっていく様子を形容したものであろう、ネオマリカ属の植物は英語でwalking irisと呼ばれる。 日本ではアメリカシャガ、トビシャガと呼ばれるが、シャガとは別属の植物

 ・ネーミングについての異論を見つけたので掲載する。(星野真理子さんと言われる方)
『射干』という中国名は実はヒオウギを指している事、そのアヤメ科ヒオウギ属ヒオウギがアヤメ科アヤメ属のヒオウギアヤメと混同されている事、 どころか『菖蒲』の字が当てられるのはアヤメではなくて別科のショウブである事、栽培種のハナショウブと原生種であるノハナショウブの理不尽な名付け方の事、等々、 アヤメ科については拙著にも書いたけれど、このトビシャガは名前を幾つも持っていて、どれもが紛らわしいネーミングなのである。
 同じアヤメ科ではあるけれど、シャガはアヤメ属、トビシャガはネオマリカ属という事である。ネオマリカとは聞き慣れない属名だけれど、 それもそのはずブラジル原産である。あの大アマゾンを相手に属名がどうのこうのと語れるのはキュー植物園の学芸員ぐらいだろうが、 英名がウォーキングアイリスと聞くと、何だ、日本名と変わらない発想ではある

撮影:2012.03.29  名古屋・東山植物園